クラレ子会社で活性炭製造大手の米カルゴンカーボンは、米最大の上下水道事業会社のアメリカンウォーター(AWK)と飲料水のPFAS(有機フッ素化合物)処理支援で大型契約を結んだ。10州50カ所以上の施設に対し、9年間独占供給する。
【関連記事】《トップインタビュー2025》クラレ社長 川原仁氏 想定外も回復力で対応
カルゴンカーボンは粒状活性炭、濾過(ろか)装置を供給し、使用済み活性炭の交換・リサイクルも行う。システムはPFASを検出不可レベルまで除去し、他の処理方法と比べて二酸化炭素の発生も大幅に抑えられる。
米国では環境保護庁が昨年4月に飲料水のPFAS規制について厳しい基準を策定している。