伊ランジェリーブランド「ラペルラ」は、メイドトゥメジャーのイブニングドレスライン「サルトリア」を発売した。ランジェリー作りで培った技術を盛り込んだドレスは全11型。日本では2月に顧客を中心に受注会を開いた。
「プリマヴェーラ」はマガモのフェザーを花のように刺繍して胸元にあしらい、スカート部分はチュールを幾重にも重ねた可憐なドレス。バスト部分はバルコネットタイプのワイヤブラの仕様を取り入れており、1枚で着られる。刺繍は「フラスタリオ」と呼ばれる伝統技法が使われている。68万2400円。
「フローラ」はトップは花柄の一枚レース、背中は深いVラインにカットしたIラインのドレス。バスト部分には580個以上の「スワロフスキー・クリスタル」を刺繍した。暗闇の中で光る黒のクリスタルが、昼と夜に別の表情を見せる。69万4800円。
6200個以上のスワロフスキー・クリスタルを装飾したゴージャスな黒のキャミソールドレス「ダナエ」は、ビュスティエとドレスのセットになっており、別々にも着られる。62万400円。
全て受注販売。全身約30カ所を採寸したデータをもとに、伊ボローニャのアトリエで制作し、3~6カ月後に届く。
ラペルラは54年に伊ボローニャでアダ・マゾッティがコルセットメーカーとして創業。18年3月、オランダの投資会社サピンダが親会社となった。