【パリ=松井孝予通信員】仏「レオナール」は、昨年12月にクリエーティブディレクターを退任したイーキン・インの後任に、クリスティーヌ・フングを任命した。就任は5月。
フングは78年仏生まれ。仏人の母、カンボジア人の父を持ち、それぞれの文化からプリントと素材への探究心と愛着が生まれたと語っている。
エコール・デュプレ、仏国立モード研究所(IFM)を卒業後、クリストフ・ルメールのアシスタント、「ディオール」「クロエ」「ヴァネッサ・ブリューノ」「ラコステ」などの仏メゾンで経験を積み、11年に自身の名を冠したブランドを立ち上げた。
同年にパリ市主催クリエーション賞、12年にマンゴファッションアワードファイナリスト、13年にアンダム新人賞を受賞した。フングは就任後も自身のブランドの活動を続ける。