ルックのレディス19年春夏 洗練された大人服を充実

2018/10/15 06:28 更新


 ルックはレディスブランドの19年春夏向けで、きちんと感のある洗練された大人服を充実する。主力ブランドで英国調デザインが特徴の「キース」は、植物柄の多彩な意匠の商品を打ち出す。「コレット」はノーブルラインで従来よりも若い、40代を対象にした上質感のある装いを提案。「スキャパ」は3月の店頭向けを中心に、リネン素材のリラックスした雰囲気の商品を販売する。いずれも機能性や上質感のある素材で店頭での差別化につなげる構えだ。

 キースのテーマはキューガーデン。ロンドンにある王立植物園に咲く花や植物をモチーフにしたデザインが特徴だ。別注で「リバティ」柄によるジャカード織りのコート(5万9000円)を作った。ボタニカルダイシリーズとして植物のブラックカラントを原料にしたピンクや、デルフィニウムによるブルーなど、鮮やかに染色したニットトップ(1万9000円)も反応が良い。30年代のロンドン市営地下鉄が作成したキューガーデンのビンテージポスターのイラストを使用したカットソートップ(1万1000円)も販売する。

「キース」のボタニカルダイシリーズ

 コレットはブランドイメージを刷新して、40代からの新規顧客獲得を狙うノーブルラインと、機能性のあるトラベルウェアを拡充したウィークエンドラインを打ち出す。ノーブルはシンプルシックな大人のエレガンススタイルを提案。レーヨン・ナイロン・ポリエステル複合で光沢感とクリアな目面のジャージー素材「サファイヤクールポンチ」を生かしたジャケット(3万3000円)は身丈72センチで、共生地のパンツとのセットアップを提案する。ウィークエンドでは、緯糸に綿とPTT(ポリトリメチレンテレフタレート繊維)「T400」を使ったストレッチ素材「カルディナルタフタ」によるスプリングコート(3万3000円)を販売。軽量でアンチポラン(花粉が付きにくく落ちやすい)機能を備える。ストールとスプリングコートのコーディネート提案も強化。同色同柄のリバティプリントを使った組み合わせで差別化して客単価アップを狙う。

「コレット」のノーブルライン

 スキャパは「カラーコンボ」がテーマ。特に3月は「アステカゴールド」と題して、ルーズでリラックスした夏のリゾートスタイルを打ち出す。アステカをイメージしたエスニックなペーズリー柄のリネン100%のスカート(8万9000円)は、コットンのケーブルニットトップ(2万6000円)と合わせる。ブランド創設50周年のアニバーサリー企画として、英ツイードメーカー、ムーンと協業したパッチワークジャケット(7万9000円)も販売する。

「スキャパ」は3月、アステカゴールドを打ち出す


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