おのだサンパーク(山口県山陽小野田市)1階にある「ラヴィアンローズ」が健闘している。ローズ(山口県宇部市)が運営する母娘孫の3世代を対象としたセレクトショップで、ヤングからミセス向けまで幅広いブランドを揃えているのが特徴だ。約400平方メートルある店舗を活用した「体験イベント」を重視している。
同店は、マッシュスタイルラボの「ジェラートピケ」「スナイデル」「フレイアイディー」「ミラオーウェン」を主力に、「マッカージュ」「エムズグレィシー」「インポートロッサ」「コシノヒロコ」などのほか、メンズも揃えている。もともとは世代の異なるレディス店を別々に運営していたが、同店は「最初から3世代同居型」(江村行正ローズ社長兼シリカッテクス宇部社長)で開いた。この形態で長年、運営し続けていることもあり「違和感はない」。
衣料品の購入は「3世代それぞれ」ながら、信頼構築を背景に娘から母、祖母から孫などと世代間を超えて顧客化しているのが強みだ。「前年実績を上回っているのはコミュニケーション能力から」と話す。店のコンセプトは「美と健康」で、衣料品以外にも、ジュエリーや寝具、化粧品などの期間限定販売の実施で、集客につなげている。
新たな事業として、広島や福岡など各地で古着を期間限定販売する「古着ポップアップ」企画を開始した。今後、古着だけでなく「ポップアップ事業の確立」も視野に入れている。また、別会社のシリカテックス宇部を立ち上げ、シリカナノコロイド水の販売も開始している。