「マノロ・ブラニク」は26日、日本初のショップインショップを松屋銀座本店2階にオープンした。
マノロ・ブラニクはこれまで、出店する国や地域の文化に合わせた店舗デザインを行ってきた。日本では「日本の匠」をテーマに、和を意識したデザインを盛り込んだ。
売り場面積は38平方㍍。横長の売り場で目を引くのは、校倉造(あぜくらづくり)を連想させる格子状に組んだメープルウッドの什器。壁には藍染め風のネイビーの生地が張られている。日本の紅葉から着想したというこっくりとした黄色や樺色のソファが、店全体を明るく彩っている。デザインは、ニック・レイススミス・アーキテクチャー&デザインが担当した。
商品は16年秋冬の新作が揃っている。これまで日本市場では見ることができなかったコンセプチュアルな商品も多い。人気のパンプス「BB(ビービ―)」や「ハンギシ」は色や素材のバリエーションが充実する。メンズシューズもともに並ぶ。
松屋銀座本店2階は、ラグジュアリーなシューズブランドが勢揃いするフロアで、マノロ・ブラニクのオープンで完成した印象が強い。マノロ・ブラニクの存在感も強まりそうだ。24日からは阪急うめだ本店に常設コーナーを出店、伊勢丹新宿本店では期間限定店がオープンしている。運営はブルーベル・ジャパン。