《決算発表から》マツオカコーポレーション松岡典之社長 ソフト充実したスマート工場に

2024/11/19 06:29 更新


松岡社長

 ベトナムやバングラデシュでの工場の新設などこの間の物作りのハード面への投資について、「中国から東南アジア、バングラデシュへの生産移転が順調に進み、受注も業績も堅調。これからはソフト面への投資を拡充したい」とした。

 これまでも各工場に自動ハンガーシステムや高機能ミシンなどの導入やICタグでの生産管理の効率化などを進めた結果、「仕掛かり品や付属などに関しても手入力からデジタル化への移行が着実に進んだ」と評価する。倉庫も含めた工場全体でスマートファクトリー化し、管理面を強化することで、さらなる生産性向上につなげる。

 ドナルド・トランプ氏の米国大統領就任については、「中国で生産する米国向け製品の輸出がしづらくなるのではと注視している」。縫製に加え、中国の生地加工工場のJDTは欧米向けが好調で、「中期的にも伸びていく見通し」と手応えを得ている。

 ベトナムのJDTベトナムでは生産を拡大しており、どのような状況でも対応できるよう体制を整えている。



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