マックスマーラ・ジャパンは13日、東京・南青山の旗艦店をリニューアルオープンする。青山通りと骨董通りとの角に位置する旗艦店は93年のオープン以来、青山のシンボル的な店の一つとして大人客を集めてきた。2回目となる今回のリニューアルの目玉は、ファサードに設置したLEDの巨大デジタルサイネージ。縦4㍍×横6㍍の画面に映し出される映像が、青山に新しいインパクトを与えそうだ。
新店は、「シンプル、ストロング、エレガント」というブランドを象徴する三つのDNAがデザインコンセプトになった。エントランスでは、壁面のグレーのガラスが上品で温かいムードを表現し、デジタルサイネージで力強さを演出している。
内装は異素材ミックスがポイントだ。店内でまず目を引くのは、1階部分のオープンスペース。吹き抜けの広々とした空間を、天然石のライムストーンやペールカラーのオーク材を組み合わせてベージュ系の柔らかいトーンにまとめた。店内の大半を占める温かい色彩とは対象に、プラチナ箔(はく)やエイジング処理を施したメタルの壁がアクセントになっている。
末広がりの階段を登った先にある2階は、親密で心地良い雰囲気を演出するために、部屋を区切れるようになっている。総売り場面積は453.6平方㍍。建築デザインは、世界のマックスマーラの店を手掛けるドゥッチョ・グラッシ・アーキテクツが担当した。
リニューアルを記念して、13日~10月4日の期間限定で、「ラップ・ユア・ハート・イン・マックスマーラ」と題したスタイル診断サイトをオープンする。心理診断カウンセラー監修のコンテンツで、質問に答えると最もふさわしいスタイルや、今季おすすめのアイテムを紹介してくれる。
スタイル診断のナビゲーターは、アイコンアイテムのピンク色のコートを着た〝ピンクコートドール〟。診断に参加すると、ダブルフェイス地のコートを着たミニサイズのピンクコートドールと、新店のショップクルーズが抽選で50人に当たる。この企画は、マックスマーラグループが長年行ってきた、新たなステージにチャレンジする女性を支援するプロジェクトの一環でもある。