ウィークも終盤、5日目の16日は、ショーやイベントが盛りだくさん!スケジュールの合間を縫って会見もいくつかあり、回りきれないほどでした。
ショーの見所は、前シーズンが大変好評だった「ウジョー」、デビューの「アウラ」、楽しい仕掛けがあると記者の間で噂になっていた「タエ・アシダ」など。
【スケジュール】
10:00 アジアンファッションミーツトーキョー
10:30 ウジョー
14:00 ソマルタ(サイト上で発表のため写真なし)
15:00 ユマ・コシノ
20:00 モトナリオノ(サイト上で発表のため写真なし)
20:30 プチバトー×カステルバジャック
21:00 オニツカタイガー×アンドレア・ポンピリオ
☆5日目のハイライト
タエ・アシダといえば、芦田淳さんのお嬢様である芦田多恵さんのブランド。大使夫人や皇族の皆さま、K應幼稚舎に子どもを通わせる富裕層ママさんなどに支持される、いわゆるコンサバなエレガンスです。
そのタエ・アシダのショー音楽を、今回渋谷慶一郎さんが手掛けると、記者たちの間で話題になっていました。渋谷さんといえば、初音ミクのオペラ上映などを手掛けて話題となった、気鋭の現代音楽家です。コンサバなタエ・アシダ×アバンギャルドな渋谷さんという取り合わせは意外に感じます。
さて、実際ショーはどうだったかといいますと、これがなかなか面白かった!ランウェーの奥に薄いベールが掛けられた空間があって、そこで渋谷さんがマックを操作してノイズのまじる電子音を大音量で流していきます。
途中、横に置かれたグランドピアノを奏でて音色を重ね、またマックに戻って操作してと大忙し。その中を颯爽と現れるモデルたちは、スポーツやボヘミアンといった要素をポイントにしたエレガンス。我ながら単純ですが、音楽の効果もあって、従来よりも新鮮な印象を受けました。
コンサバであることが求められるブランドであっても、常に時代に合わせてアップデートしていかなければなりません(15日にショーをしたハナエモリ・マニュスクリも、歴史あるブランドをどう時代に合わせてモダナイズするかが焦点になっています)。
ショーはイメージの打ち出しやブランディングのためにはこの上ない機会ですから、今回のような企画は有効だなぁと感じた次第です。