秋冬メンズインポート・ジャケット編

2016/04/25 06:37 更新


 16~17年秋冬シーズンのメンズインポートで、クラシックな見た目と肩の凝らない着やすさを両立したハイブリッドタイプのジャケットが人気だ。ビンテージ調の柄に太めのラペルなど、見た目はかっちりしているが、ダブルフェースやジャージーなどの素材を使った一枚仕立ての軽く、柔らかいジャケットが専門店の受注を集めた。

 「軽」「楽」「柔」の三拍子揃ったジャケットに受注が集中する傾向は、16年春夏のメンズインポート商戦でも見られた。Tシャツなど軽いトップと合わせたコーディネート提案が増えたためだ。秋冬はローゲージのニットなどと合わせることも想定して、軽さや柔らかさは維持しながらインナーの量感に負けない存在感がポイントになる。

 人気のディテールのひとつが太めのピークトラペルだ。八木通商が販売する「ベルヴェスト」では、肩幅が狭く、ラペルの太さを強調したダブルのジャケットが売れた。千鳥格子に青のオーバーペーンが入ったタイプにも受注があった。トレメッツオの「タリアトーレ」はジャケットで10万円前後の値ごろ感で販売量を伸ばしているブランドだが、次の秋冬ではシングルでピークトラペルを配したタイプが受注を集めた。

タリアトーレ
「タリアトーレ」11万円
ベルヴエスト
「ベルヴェスト」24万5000円

続きは繊研新聞で



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