バーニーズニューヨークの銀座本店がリニューアルオープンする。テーブルウェアやインテリア小物など初登場の商品を揃えるほか、銀座本店エクスクルーシブの商品も充実する。
バーニーズニューヨークが誕生したのは1923年。マンハッタン17丁目の店は当初、男性用スーツの安売り店だった。その後、欧州の高級ブランドを扱う高級専門店へと転換した。バーニーズジャパンを設立して90年に新宿に1号店をオープンした。ドアマンがエントランスで出迎える高級感あふれる店構えで、バブル景気を象徴するようなきらびやかさに目がくらんだ。
バーニーズニューヨークはウィンドーディスプレーで有名で、特にクリスマスシーズンはニューヨークの冬の風物詩とも言われた。米国のVMDチームのトップにはサイモン・ドゥーナン氏がおり、彼の元で学んだスタッフが日本のディスプレーを手掛けていた。いつも趣向を凝らして楽しませてくれた。
今回の改装ではウィンドーディスプレーを「リトゥンアフターワーズ」の山縣良和が手掛け、ポップアップスペースでは「ここのがっこう」に関連するデザイナーの商品を揃えた。米国は20年に路面店はなくなってしまって、もうウィンドーディスプレーを楽しむことはできない。日本の店舗がどのように独自の進化を遂げていくのか、注目したい。