MIC(神奈川県厚木市、神崎淳志社長)は、「ナイスナイス・モーメント」の22年春夏物で、サステイナブル(持続可能)な素材を使用し、下着メーカーの技術を生かしたカップ搭載ウェアを打ち出す。
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21年4月にデビューした同ブランドのコンセプトは、ルームウェアの着心地でドレスをまとうような快適さと美しさを兼ね備えた、体と心がポジティブになれる新しいウェア。オフショルダーやアメリカンスリーブの服、キャミソールなど、どんなブラジャーを合わせればいいか迷う服にカップを内蔵させ、ミニマルなスタイリングを目指す。
モールドカップのパイオニアとして知られる同社は68件の特許、14件の実用新案を持つ。カップは不織布を使って背中には幅広いパワーネットを付け、バストをホールドする機能とフィット感を高めた独自の作りが特徴だ。堀江有香ブランドディレクターは「合わせる下着がないから着られないとの声に応えた商品。ただカップを付けた服ではなく、表地とカップをバランスよく合体させ、美しいラインを追求している」と話す。
「エコテックススタンダード100」認証のオーガニックコットンにリサイクルファイバーのナイロンストレッチをブレンドした素材や、ペットボトルをリサイクルしたポリエステル糸にコットンとシルクをブレンドした素材などを使う。22年春夏ではさらに、ファンデーションラインを出す。伊ユーロジャージー社の素材を使ったチューブトップブラ、キャミソール、ボディースーツの3型で、下着とファッションを融合させたデザインに仕上げている。