三井物産アイ・ファッション(MIF)は18年春夏、シューズブランド「パトリック」のアパレルライン「パトリック・ダブルスラッシュ」をデビューさせる。シューズを企画・販売するカメイ・プロアクトとライセンス契約を結び、ウェアやアクセサリーを企画する。セレクトショップへの供給を想定しており、伊澤良樹氏をディレクターに迎え、カットソー、ソックスなど60型を揃えた。
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パトリック・ダブルスラッシュのコンセプトは「スポーツをしている時間とスポーツをしていない時間の境界で着られる服」。春夏はフランスに親しみのあるスポーツに着目し、秋冬はウィンタースポーツを通してフランスのアウトドアライフを表現する。タグや下げ札は新たに作成し、縫製は日本。ダブルスラッシュ・アイコンをあしらったカットソーが代表的なアイテム。トップ8500~1万1000円、ボトム1万3000~1万5000円、アクセサリー2000~1万5000円。セレクトショップには卸だけでなく、デザインを共同企画するODM(相手先ブランドによる設計・生産)も検討する。
MIFはアパレルラインの投入により、パトリックブランド全体の認知度向上を目指す考え。アパレルでイメージを強く発信することで、シューズ販売との相乗効果を見込んでいる。この一環として、シューズの直営店でのアパレルラインの販売も計画している。