「ミナ・ペルホネン」を運営するミナは7月1日付で、デザイン面やプロジェクトで長年、中心的な役割を担ってきた田中景子氏が代表取締役に就任したと発表した。
創業以来、代表としてブランドを引っ張ってきたデザイナーの皆川明氏は、新代表と伴走しながら、デザインに注力していく。
田中新代表は、京都の美術大学を卒業後、ニューヨークで経験を積み、02年にテキスタイルデザイナーとして入社。初期から皆川氏の近くで仕事をしてきた。テキスタイルデザインのほか、店舗開発や協業企画、展覧会などを共に手掛けてきた。「せめて100年続く」ブランドを目指すなか、以前から計画していた代表交代が実現した。皆川氏は「つくるという環境やそのあり方を探求する日々だった。その探求がこれからも私たちの中で継続していくために、代表取締役を託して、私はデザインや新たなビジョンに注力し、ミナ・ペルホネンの物作りに努めていく」という。
田中代表は「代表を継承するバトンゾーンではお互いにトップスピードで走っていられるようにと皆川と話した日から、一つひとつ大切に多くの経験を重ねてきた。新しい景色を目指し、爽快に走っていく」とした。