一面ガラス張りの「緊張感のある店」
「ミントデザインズ」は5日、初の路面店を北青山エリアにオープンする。青山通りから一本入った通り沿いに、一面ガラス張りの開放感のある店が完成した。
店内は白を基調にしたクリーンな空間に仕上がった。むき出しのコンクリート壁に、白く光るライティング。これまでのショップはホッとするようなデザインだったが、新店はショーの感覚で緊張感のある空間を目指したという。
無機質な店内に、色柄が楽しいポップな商品が映える店内は、外からも良く見える。デザイナーの勝井北斗と八木奈央は「店全体をショーウインドーのように見せたかった」という。
売り場面積は約60平方㍍。吊るしのラックは全て自由に移動できるようになっており、気分に合わせて空間の印象を変化させることができる。シーズンごとにレイアウトを変える予定だ。店舗設計は、スキーマ建築計画の長坂常氏が担当した。
商品は、コレクションラインをはじめ、デイリーラインの「スケッチ」、オリジナルテキスタイルを使ったホームライン、メンズ、キッズなどフルラインが揃う。デザイナー自身が気に入った仕入れ商品や、オープンを記念して青山店限定のトートバッグなども販売する。
ミントデザインズは今年で15年目を迎えた。「顧客の年齢層も広がって大人が増えてきた。渋谷で9年、店を運営してきたが、表参道に店が欲しいという要望も多く、出店を決めました」という。