「衣替えを7割以上の人が実施。不用な服を50代と60代以上は捨てるが8割弱。30代は古着店の買い取りなどリサイクルが4割以上」。マーケティング企業のmitoriz(ミトリズ)は「衣替えに関する調査」を実施し、消費者の衣替えの傾向をまとめた。
調査は9月26~29日に同社の消費者購買行動リポートデータサービス「ポイントオブバイ」の登録会員を対象にインターネットで行い3004件の回答を得た。
調査によると「衣替え(季節に合わせて衣類の場所の入替・整理整頓)」をするのは74.4%だった。衣替えをするタイミングは冬に向けては10月が48.8%、夏に向けては5月が33.4%ともっと多く、東京の気温で考えると気温20度が境目とする。
「衣替えをする際の悩み・困りごと」については最も多かったのが「収納スペースが足りない」(48.3%)という物理的な問題、続いて「どの服を残すか悩む」(40.7%)だった。どの年代もスペースが足りないとの悩みが多かった。
衣替えを行うと回答した人のうち、衣替えの際に服を処分する基準を聞くと、「古くなってヨレやシワが目立つ服」(59.2%)、次いで「シミや汚れが目立つ服」(58.2%)、「破損が気になる服」(42.5%)が上位だった。年代別にみると20代以下と30代は「着る頻度が少ない服」(20代以下47.9%、30代49.2%)との回答が多く、年代が上がるほど「サイズが合わなくなった服」を選ぶ傾向があった。
不用になった服の処分については「ごみとして捨てる」が突出して多く、全年代で最も多かった。若い世代ほど古着店やフリーマーケットに出す人が多かった。「古着店に買い取りに出す」は20代以下39.6%、30代が41.7%と4割を占めた。