三菱地所、初のキャンプ場を山中湖に開設 グループ施設とも連携

2023/09/21 06:28 更新


15日開業したキャンプ・アンド・キャビンズ山中湖

 三菱地所が企画・開発した初のキャンプ場が山梨県山中湖村に開業した。中央日本土地建物が山中湖村に所有する山林約9万9000平方メートルを、三菱地所が賃借して企画・開発した。運営はキャンプ場経営やキャンプ用品販売・レンタル、飲食店経営などで実績のある池上商事(栃木県那須町、池上一朗社長)が担う。

 施設名はキャンプ・アンド・キャビンズ山中湖。東京都心から直線距離にして約100キロメートル、東富士五湖道路・山中湖インターチェンジ近くで富士山が望める好立地。キャンプ場近くの山中湖では、ボートや釣りなどが楽しめ、御殿場プレミアム・アウトレットなど三菱地所グループの商業施設や富士急ハイランドなどのテーマパークへのアクセスも良好。今後、三菱地所グループが運営する各施設との連携も検討していく。

キャンプ・アンド・キャビンズの看板

 テントサイトは105区画、キャビン・コテージ49区画。場内施設には管理棟、ショップ、カフェ、入浴施設、コインランドリー、ゴミステーション、キッチンなどを用意している。

 同社は顧客に対して感動や思い出などの非日常体験を提供するサービス・コンテンツを不動産の付加価値とするビジネスモデルの実現を目指しており、キャンプ施設事業もその一環。同社がキャンプ場の投資・企画・開発を担い、キャンプ場運営会社と協業する枠組みで、今後のキャンプ場事業を進める。既存事業とのシナジーによるエリアや各施設の魅力向上を目指す。



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