仏でオートクチュールビーズ刺繍のアーティストとして活動する関元聡さん(写真、石田あさきトータルファッション専門学校03年卒)が、このほど「2015年フランス国家最優秀職人章」を受章した。仏文化の最も優れた継承者にふさわしい高度な技術を持つ職人に授与される称号を、日本人が獲得した。
\関元さんは、石田あさき専門学校在学中にオートクチュールビーズ刺繍を学んだ。卒業して04年に渡仏し、刺繍専門のプロ養成学校エコール・ルサージュに入学。卒業後は有力アトリエで研修し、08~12年にパリでアーティストとして生計を立てる。仏を代表するコレクション制作に参加し、信頼を集めた。現在は刺繍アトリエのモンテックスに就職している。
\今回、コンクールに出品した作品は、インドをテーマにしたもの。インドの映画や建築物などをもとに、図案や素材を考え、得意のスパンコールやビーズで刺繍表現を加えた。
\