アパレルOEM・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)を主力とするナックスはこのほど、タレントの堀ちえみさんとアンバサダー契約を結んだ。25年秋冬からヤングミセス向けトップの「クシュリカ」でタイアップ商品を量販店で販売する。税抜き2900~4900円の予定。
同社は、ミセス向け売り場にはインパクトが求められ、商品企画だけでは訴求力に限界があると見ている。販売先の要望に応えるために知名度があり、若いミセス層と親和性の高い堀さんとの協業に踏み切った。また同社商品のターゲット層の高齢化が進んでいることから、堀さんの起用でミセスより少し若い層の拡大に期待している。同時にOEM・ODM企業としての商品、企画・提案力をアピールし、エンドユーザーを含め同社の認知度を上げる狙いもある。
堀さんを起用したビジュアルは、POP(店頭広告)のほか、取引先店舗でのSNSによる発信、チラシなどにも活用される予定だ。
南木芳博社長はアンバサダー契約について「時代のニーズに応じながら、自社商品の売り場を広げていく手段の一つ」としている。堀さんとの契約は単年だが、できれば継続する構え。反響が良ければ、アンバサダー契約を増やすことも視野に入れている。