売り上げ目標の達成が厳しい中で、本部とスタッフの板挟みになって悩んでいる店長の悩みを聞く機会が増えています。店長が元気で、楽しそうに仕事をしているショップは明るいのですが、店長が悩みを抱えて憂い顔をしていては店の雰囲気が暗くなります。そんな、店長専用の、「お悩みスッキリ相談所」を開設いたしました。
(リテールコンサルタント 西村宏子)
Q2 「はい」と返事をするが、やらないスタッフがいて困っています。
A2 部下側に言い分を聞くと、「店長からいつも仕事が降ってくるんです」とよく言います。
すぐにやらない言い訳は、
「他に急ぎの仕事があった」
「急ぎではないと思った」
「やろうと思っていてうっかり忘れた」
__というのがワースト3です。
仕事を依頼する際には、たとえば「5時までにストックの整理をして、終わったら私に言いに来てください」と細かく指示をします。4時45分になったらそのスタッフの前をうろうろして、「何か報告してもらうことありましたよね」とほのめかすと、大抵のスタッフは慌ててやろうとします。
終わらない場合は、「今日は急ぎの仕事があったのですか?」とできない理由を確認して、いつまでならできるか約束してもらいます。その際も、「他にやるべきことがあったのに、確認しなくてごめんなさい。仕事を抱えている時は早めに相談してくださいね。」と伝えます。
(続く)
※繊研新聞2013/03/18 日付「販売・リテイリスト支援のページ」掲載内容を再編集