ニューヨークのジュエリーブランドの16年春夏コレクションは、明るい色使いが広がった。タッセルやフリンジ、ジオメトリックなモチーフも多い。スエードやレザーの部分使いも増えている。(杉本佳子通信員)
「オーデン」は、コーチェラやウッドストックのようなミュージックフェスティバルと、ネーティブアメリカンのジュエリーや服からのインスピレーションをミックスした。ジグザグや四角など、ジオメトリックなシェイプが多い。細長いビーズのようなメタルパーツを縫い合わせたネックレスやチョーカーもある。メーンの素材は引き続き酸化加工したブラスだが、今シーズンはスエードのタッセルをつけたイヤリング、レザーを編んだチョーカーも見せた。
「キャロリン・コルビー」は、ワシントンDCの植物園からヒントを得て、きれいな色とジオメトリックにデフォルメしたシダやバナナの葉のモチーフを散りばめた。シダの葉っぱは、マットなパウダーコーティングしたスチールで作成。バイヤーには、色物のジュエリーと長さのあるペンダントの人気が高いという。