土屋鞄製造所の革製品ブランド「オブジェクツアイオー」は「現代人の移動をアップデートする」をコンセプトに、デバイスに関連した革製品を揃える。
同ブランドは17年にスタートした。同社などで8年間、製品開発や生産管理に携わってきた角森智至さんがデザイナーを務める。機能性とデザイン性を両立させた商品作りで、ファッションに関心がある層に訴求していく。中心客層は30~40代の男女。
これまでEC、土屋鞄製造所の一部店舗、期間限定店での販売だったが、着実に売り上げが伸びており、8月に初の展示会を開いた。
現代人の日常はデバイスと共にあるとして、デバイスを持ち運ぶのに便利な製品を多く揃える。売り上げの半分を占めるという「マグウェア」シリーズは、スマートフォンケースの背面にマグネットが内蔵されており、レザーストラップ付きのマイクロバッグ(スマホケースとセットで税抜き2万8600円)、ウォレット(2万6400円)、カードケース(2万2000円)のいずれかを付けることができる。スマホケースに付属したカラビナにストラップを通して使える。展示会では新色のオレンジとシルバーを見せた。カメラバッグも揃えており、デザイン性を重視した商品が市場に少ないこともあり、女性からの人気が高いという。
10月には伊勢丹新宿本店、渋谷スクランブルスクエア、12月には阪急うめだ本店で期間限定店を開催予定だ。