店長のお悩み相談所‐10 新施設に客が奪われた

2016/11/27 05:30 更新


  ここは、「店長お悩みスッキリ相談所~お客様編~」。要求が手強いお客様、他店で浮気をするお客様など、サービスの質や売り上げに直結するだけに、悩みも深刻です。店長が悩みを抱えて暗い顔をしていてはお店の雰囲気も暗くなってしまいます。悩みをスッキリ解消して、明るく笑顔でお客様をお迎えしましょう。

(リテールコンサルタント西村宏子)

 

プリ子

Q:近隣に新しい商業施設ができ、顧客を奪われたようです。

 

相談相手

 A:ライバル店に顧客を取られたと言っても、お客様の首に綱を付けて連れ戻すことはできません。新店に一時的に足を運んだとしても、日頃からお客様によく連絡し、来店頻度を高める工夫をしているショップは、じきにお客様が戻って来ます。 最近ショップに足を運んでいただいていないお客様には、お手紙や電話で近況をお尋ねしたり、ショップの状況をご案内して、興味をもってもらえる工夫をしましょう。

 

 

お悩み相談10

 

  ある百貨店の中にあるショップで、スタッフからお客様にTELコールをしてもらったら、「他に用事がないので、行かない」と断られていました。百貨店で開催中の北海道展でも美術展でも、芝居や映画でも、レストラン街でランチでもお誘いしてスタッフがお供したらいいのにと思います。 ある駅ビルのミセス向けのショップでは、店長が毎月、「紫外線対策ウエア・コーディネートフェア」など、手を変え、品を変え、お客様を呼んでいます。ショップに来てもらうには、来たくなる理由が必要なのです。

(続く)

  ※繊研新聞 2013/05/20日付「販売・リテイリスト支援のページ」 を再編集



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