軽やかな着心地が継続キーワード
16年春夏は、軽やかな着心地が継続するキーワードになっている。テーラードジャケットはもちろんだが、カジュアルなスタイルでもリラックス感のある素材や仕立てが広がった。ユーティリティーアイテムも依然として強い。
■カジュアル
ニットから布帛まで含めて、快適な着心地を求める動きは続いている。1枚仕立てのコットンやニット、ジャージーのジャケットがメーンアイテムなのは言うまでもない。
トネッロ
1枚仕立てのTジャケットが人気のトネッロは、コートやショーツ、ジレなどアイテムを拡大している。ジェンダーレスの流れから女性向けも増やしている。サマーツイード、ジャージー、シアサッカー、ストレッチリネンなど44素材があり、色はブルー、ネービー、インディゴなどを揃えている。コートにはナイロンプリントや超撥水(はっすい)加工の生地を取り入れた。
ロイ・ロジャーズ
49年創業のフェレンツェのデニムアイテムを作るメーカー。トータル化を進めながら来春から日本にも本格進出する計画だ。春夏は「バリ島とマリン」がテーマ。デニムは日本製と米コーンミルズ製がメーン。日本製のシャンブレーを使ったブレザーなども出している。水着やシューズも充実した。
アルテア
ニットジャケットがキーアイテム。白のコーディネート、白とネービーの組み合わせがメーンとなる。ネクタイのジャカードのアーカイブからチョイスした柄に、スポーツウエアのようにさらっとした生地も多い。足元はエスパドリーユ。盛夏はシャーベットカラーとアースカラーの優しい色使いで揃えた。