フランス発ブランドを集積したブースが見どころだ。自国の文化に着想したデザイン、職人技を生かした物作りを強みとするバッグやシューズ、スカーフ、コスメなど9社が揃った。日本初お披露目となるブランドも多いため、今回を皮切りに認知拡大と販路開拓を目指す。
(カッコ内はブース番号)
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商品の魅力伝える
在日フランス大使館貿易投資庁(F-01)も出店し、フランスブランドの魅力を伝える。同庁によるとコロナ禍以降、日本のバイヤーがフランスを訪れる機会が減少していることから、日本初進出のブランドを多く揃えた。「感度が高く、物作りへの理解が深い日本への進出を目指すクリエイターは多い。今回を機にパートナー企業を見つけ、商品の反応を確かめたい」と貿易担当官ファッション担当のナタエル・ヴィヴァさん。

レザーグッズブランドの「アトリエ・バルチュス」(F-05)は16年、クリスチーヌ・アレクシーさんが立ち上げた。バッグの中で荷物を探す手間を減らしたいとの思いから、革ひもやカラビナ、ポーチなど、整理整頓に役立つグッズを作っている。豊富なカラーバリエーションも特徴だ。植物タンニンなめし革などを使って、フランス国内で一貫生産している。現在は親子で運営し、フランスやスイスで支持を広げているが、今後はアジア進出も狙う。


ライフスタイルも揃う
「メゾンドゥヴィエンヌ」(F-08)はアート性の高いスカーフのブランドだ。豊かな自然や文化に着想してタヒチで描かれた絵画をもとに、リヨンの工房でプリントしている。
派手なロゴに頼らない、魚や植物を生き生きと描いたデザインが目を引く。アーティストの独特の技法とセンスによる繊細な色使いを再現するため、2年を費やした独自の技術で上質なシルクの生地に落とし込む。ファッションに取り入れるだけでなく、額装してインテリアにしても映えそうだ。
商品は50~250枚の限定生産で、シリアルナンバーとアーティストのサインがつく。小売価格は日本円で10万円ほどを見込む。セレクトショップなどへの提案のほか、百貨店などでアーティストが来場する期間限定店も開きたい考え。

「E&M長谷川パートナーズ」(F-06)はフランス各地の風土をイメージしたフレグランスブランド「ポエシレ」を見せる。
古い村々が残るアルザス地方がテーマの商品は、暖炉に火がともる夜を思わせる温かみがある香り。海に面するブルターニュに着想した香りは日本人受けが良さそうなマリン系だ。パリの香りはパンの焦げ目を思わせる香ばしいニュアンスが個性的で面白い。
種別はオードパルファム。50ミリリットルで約2万円。セレクトショップや百貨店などで拡販を狙う。香りのストーリー性を生かし、空間演出用にホテルなどへの販売も検討する。

