大淵毅氏がデザイナーを務めるメンズブランド「ポストオーバーオールズ」は10月1日、東京・中目黒に新店をオープンした。商品やブランドの世界に直接触れられる場を都心に出すことで、認知拡大と拡販を狙う。
ポストオーバーオールズは93年にニューヨークで立ち上げた、ワークウェアがベースのブランドで、18年に拠点を日本へ移した。直営店を京王線八幡山駅の近くに持ちながら、卸を主体に販売をしてきた。中心価格はジャケット約5万円、パンツ約3万円、シャツ約3万円。
「電車でのアクセスがいい場所に店を出すことで、多くの人に直接商品を見てもらえるようにしたかった」と大淵氏。ECでの購買客を精査したところ、都内からの発注も多かったことから、都心への出店にチャンスを感じたという。立地の関係で、車での来店が多かった八幡山の店舗は今回の出店に合わせて休業する。
売り場面積は15坪(約50平方メートル)。1940年代のカリフォルニアをイメージし、コンクリートと白い壁を主体にした明るい内装で整えた。街を散歩する人も入りやすい開放的な雰囲気だ。
店舗限定アイテムとして、カバーオールやパンツなどのアパレルのほか、ホテルキーを模したキーホルダーといったグッズを販売する。