ラピュタロボティクス 大容量を運搬可能な搬送ロボ「ラピュタPA-AMRXL」の販売開始

2022/10/05 06:26 更新


新型で大型の荷物が運べる「ラピュタPA-AMRXL」(左)

 ロボティクス・プラットフォームを提供するラピュタロボティクス(東京)は大容量の75リットルコンテナサイズに対応するピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMRXL」の販売を開始した。

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 作業者と協働してピッキングを行うAMR(自律走行搬送ロボット)で、ピッキングルートを最適化し、荷物の搬送を代行する。ピッキング時間を短縮し、作業者の歩行距離を削減することで、負担を減らす。

 新型の特徴はアパレルでもよく利用される75㍑容量のコンテナが積め、開口部が正面に向いている点。シューズボックスなどのかさばる商品や大型の商品を、横向きに置かれたコンテナに前から入れられ、作業が楽になる。1カ所に多くの荷物を送る店舗配送のピッキングにも適している。トレーには5度の傾斜がつけ、製品の落下防止にも配慮する。また、操作画面やスキャナーを正面中央に設置することで見やすく、操作しやすい。商品重量は45㌔まで。

 ピッキングアシストロボットの提供機会が増える中で、より大きな荷物を運びたいというニーズが増えている。アパレル産業ではEC事業の拡大で、店舗在庫と一元管理して、BtoBtoC(企業対企業対消費者取引)に対応する物流センターも増えており、積載容量の大きなロボットの需要が期待できる。

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