カジュアルブランドの18年春夏物で、ラッシュガードやウェットスーツ用の素材を使ったアイテムが増えている。17年春夏に打ち出したところ手応えがあり、各ブランドが企画を充実した。海辺だけでなく、街中でも楽しめるデザインが多い。素材感で意外性とともに、速乾性があって快適なことから、バイヤーの反応も良い。(小畔能貴)
ジーンズカジュアル主体の「リサウンド・クロージング」(大阪オフィス、電話06・6441・6061)は、転写でビンテージデニムなどをプリントしたラッシュガードパーカやショートパンツを販売している。通常のラッシュガードよりも厚く、ストレッチ性のある素材を使う。UV(紫外線)カット機能もある。ラッシュガード本来の用途としてだけでなく、マリンレジャーやゴルフ、普段着感覚での着こなしを薦めている。
17年から販売するデニムプリントは濃淡2色。パーカ2万3000円、ショートパンツ1万6000円。18年春夏は星やライン入りを出す。3色で、パーカ2万1000円、ショートパンツ1万6000円。
17年春夏に春夏限定の男女向けスイムウェアブランドとして立ち上げた「ビーチ」(VEACH・Co.)も、水辺以外でも楽しめるデザインが魅力。18年はウェアに加え、バッグなどの雑貨も揃える。ウェアはラッシュガードをベースに、カレッジ風ロゴやバティック柄、メキシカン柄などを転写プリントしたパーカ、半袖Tシャツ、ロングTシャツがある。
パーカ1万5000円、半袖Tシャツ9000円。このほかユーズドデニムやコーデュロイの柄を転写プリントしたスイムショーツ(9000円)、ハーフパンツ(同)もある。雑貨はウェットスーツ素材をリユースして作るサコッシュやポーチ、サンダルなど。サコッシュとサンダル1万2000円、ポーチ7000円。「トーキング・アバウト・ジ・アブストラクション」などのシーユーイー(大阪府箕面市、電話072・730・2966)が販売している。