伊ナポリの高級紳士服ブランド「イザイア」は7月10日、六本木ミッドタウンに、直営1号店をオープンする。スーツやコートなど重衣料のほか、シャツやネクタイ、カジュアルウエアなどトータルで販売する。日本以外でも出店を増やしており、今後3年で全世界に直営8店を新たに出す計画だ。
イザイアは1957年創業。ナポリの仕立て技術に現代的なデザインを取り入れたスーツやジャケット、コートなどで知られる。イタリアだけでなく、欧米、日本を含むアジアなどで販売しており、14年度の売上高は4000万ユーロを超える。
ここ数年、2ケタ成長を続けており、19年度には1億 ユーロ まで規模を拡大する計画だ。有力小売店への卸売りに力を入れる一方、ブランドイメージを消費者に直接、訴求するため、出店も増やしている。
これまでに現地パートナーと組んだ店をロシアやウクライナ、米国、香港、トルコなどに出してきたほか、イザイア本社が直営店としてミラノ、カプリにも出店。日本ではジャパン社が1号店を出すことを決めた。米国法人を通じて今秋、ニューヨークとロサンゼルスに出すことも決まっている。
日本1号店は1フロアで165平方㍍。ドレス、フォーマル、カジュアルと既製品の全アイテムを扱うほか、オーダーサービスも提供する予定だ。
