新型コロナウイルス感染拡大の影響で多くのSCが営業時間短縮と休業を強いられ、テナントには固定費の負担が重くなっている。繊研新聞社はSCディベロッパーとテナント企業を対象に、賃料を中心にした取引関係に関するアンケート調査を行った。それによると、大半のディベロッパーが休業に伴って賃料や販促協力費などを減免した一方、多くのテナントがディベロッパーの対応に不満であることがわかった。政府の緊急事態宣言の全面解除により、6月からSCの営業が本格的に再開する。未曽有の危機を乗り切るためにも、ディベロッパーとテナントが新たな「共存共栄」の関係を構築することが必要だ。
(有井学)
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アンケートは5月1~22日に実施、ディベロッパー61社、テナント58社、ディベロッパーで、他社施設にテナントとして出店している企業(ディベロッパー兼テナント)5社から回答があった。
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