シップスが50周年記念イベント 「これからも服で高揚と安心届けたい」

2025/09/06 11:35 更新NEW!


「お客様に最高の普通を提供していきたい」と語る原社長

 「これからも服を通じてお客様に高揚感と安心感を提供し続けたい」。セレクトショップのシップスが9月5日、創業50周年を記念して都内でパーティーを開いた。原裕章社長は「お客様、取引先、社員の3本柱なしにここまでくることはできなかった」と語り、今後も「(ファッションの分野において他社との)違いを生み出す会社にしていきたい」と語った。

 70年に創業者である三浦義哲会長が母親から引き継いだ東京・アメ横の「畳2枚分くらいの広さ」の店がシップスの始まりだ。米軍からの放出品や払い下げ品のジーンズやスウェットシャツなど当時珍しかったアメリカンカジュアルを日本の若者に紹介し、75年に渋谷で「ミウラ&サンズ」、77年に銀座で「シップス」をオープンした。その後、セレクトショップの草分け的存在として事業規模を拡大、25年2月期の売上高は246億円、店舗数は67まで成長した。

 三浦会長は取引先など1000人弱を集めた会場で「たくさんの人たちに助けられ、そだてられたからここまで育つことができた」と当時を振り返った。24年5月に三浦会長から経営トップのバトンを引き継いだ原社長は「これからもシップスは永遠にいろんなものを感じ取り、吸収し、学んでいきたい。最高の普通を提供していきたい」と話した。

「たくさんの人に支えられ、シップスは育ってきた」と三浦会長

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