秋田県大館市にある縫製工場、エスエイチケープロダクトのファクトリーブランド「エイル」は今年、全国商業施設での期間限定店の開設に力を入れる。第1弾として3月8~10日に地元の秋田オーパで開く。5月の大型連休明けから仙台パルコでも開催予定。これらを皮切りに、今後1年半をかけて主要都市(札幌、東京、大阪、福岡)での期間限定店を計画している。
秋田オーパとの取り組みは今回で2回目。前回は23年11月にファッションイベントと連動する形で開いた。初雪が降る悪天候にもかかわらず盛況だった。
今回の期間限定店では、人気の春物商品をフルラインナップするとともに、新作も提案する。また、秋田県能代市の農園晴晴との協業で、オリジナルハーブティーのノベルティーも用意する。同ブランドのイメージモデルのフリーアナウンサー、相場詩織さんとの協業ブラウスの新色も出す。最終日には相場さんの1日店長イベントを開催する予定。当日は、コーディネート提案など接客をしてもらう。
エイルは、オンワードホールディングスが立ち上げた日本の物作りを支援するDtoC(メーカー直販)プロジェクト「クラハグ」全面支援のもと、女性向けアパレルブランドとして立ち上げ、22年9月にプレデビューした。1枚でフォーマルからカジュアルまで着回せるシャツワンピースが主力だ。