ブログ、フェイスブック、インスタグラム…SNS運営もまた販売員の大事な役割になり、人気が出れば芸能人並みにフォロワーがついたりする時代。 今回、ハイブランド・デザイナーブランドのセレクトショップ、マギークープでブログを立ち上げ、おしゃれさんを魅了するブログに育て上げた銀座店の村上由美子店長の話から、“虎の巻”をまとめました。4回シリーズでお届けします。
SNS虎の巻‐3 人気ブログの立役者が説く投稿の3ステップ
１、服を徹底的に見せよ。そのための写真は惜しむな、コメントも率直に
いよいよブログを投稿する。どんなに素敵なブランドも、お客様が求めている情報は「可愛さ・かっこ良さ」だけではない。欲しい！店に行ってみよう！と思うのは、服の形や雰囲気がビンビン伝わる、着た時のイメージがグングン膨らむ時だ。 写真は、全身はもちろん、アイテムごとのアップ（寄りのカット）、合わせるアイテム、動いた時の揺れ・はためき―が見て取れるカットは徹底して使おう。「丈が絶妙」「この透け感がそそる」など率直なコメントもお客様の理解を助ける。写真選びの極意は覚えているか？「最終的には、自分が可愛い（かっこいい）か否か」で判断するんだったね。 （以下、マギークープ銀座店ブログ5月10日更新「うめロス。」より）
a、全身カットは360度回転して見せる
b、アイテムごとに前後やディテールをアップ
２、要所要所で、個性豊かな仲間（自店のスタッフ）をいじれ
続いて文章。商品説明は書けても、書き出しや締めの言葉なぞ思い浮かばない。困ったら、隣でせっせと働くスタッフについて書いてみよう。好物や意外な素顔など。うっすら面識のある人について深く知れると、お客様は嬉しいもの。一人一人に親しみを抱き、あら不思議！気が付けば店のファンになってくれている。
３、書き手はスタッフ皆で持ち回りにせよ
ブログは皆で書かないと続かない。それに、多数が参加することで、服の魅力は何通りにもなって伝わり、お客様のすそ野も広がってくる。一つの服も、ベテラン～新人、長身～小柄な人とモデルによって、見え方や着こなしは変わる。そのことが、お客様を飽きさせない。あなたも参加する意義は多いにある。
服を伝えるのに必要な写真を使い倒そう。コメントも率直さがむしろ◎
次回、ＳＮＳにまつわるちょっとイイ話。
