東京ソワールは26年春夏から、ブラックフォーマルの新ブランド「トウキョウソワール」を販売する。同社にとって初めての社名ブランドとなり、「会社の認知度アップとお客様の安心感につなげたい」としている。10月1日からは試験的に3型を導入し、来春からは6型を揃えて本格的に拡販していく。
企画は、アンサンブル、ワンピース、パンツスタイルの三つが軸。ワンピースは税抜き3万6000円、スリーピース6万3000円などで、中心価格帯は5万円前後。9~15号の4サイズ。デザインはシンプルにし、長く着用できる商品を提案する。ニーズが高まっているパンツスタイルは、ジャケットとパンツを別々に日常のコーディネートとしても着用できるように仕上げている。また、帝人フロンティアの「ブラックオン」や機能素材などを使い差別化し、着心地を重視する。

ブラックフォーマルは、初めて購入する際などに、ルールやマナーなどについて悩み、どれを買うか迷っている人も多いという。そこで、「リーディングカンパニーとして社名を付けた商品で、分かりやすく、買えば間違いがないと太鼓判を押す」としている。

販路は百貨店や量販店、直営店の「フォルムフォルマ」も含めて全てを対象に広げていく。26年度は約80店で、27年度は約300店に拡販していく予定。売上高は27年度で13億円を目指す。