《攻めるが勝ち!紡績再編のゆくえ⑤》中川絹糸 積極的な設備投資で新商品続々

2025/11/21 11:30 更新有料会員限定NEW!


起毛加工の設備を導入して内製化した(上が起毛タイプ)

 「生き残る仕組みを築いていきたい」というのは、細番手の絹紡糸を強みとする中川絹糸(滋賀県長浜市)の中川嘉隆社長。同社は今年、毛紡績・ニットメーカーの佐藤繊維(山形県寒河江市)とBCP(事業継続計画)協定を結んだ。いずれも欧州の顧客から両社が自然災害で被災した場合の対策を求められていたという経緯がある。きっかけは〝守り〟の協定だが、今後は共同開発も視野に入れ〝攻め〟のパートナーシップにも発展させたい考えだ。さらに、中川社長は国内中小紡績で連帯していく構想も思い描く。

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旺盛な開発意欲

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