スタイレム瀧定大阪、シモムラと糸加工で合併会社WSを設立

2025/06/04 06:26 更新


 スタイレム瀧定大阪は、24年11月に糸商のシモムラ(石川県小松市)と共同で糸加工を目的とした合弁会社WSを設立した。スタイレム瀧定大阪第一事業部テキスタイル1部SCM推進室の大澤俊彦氏が代表取締役社長を兼任する。

【関連記事】スタイレム瀧定大阪 イン・コンバージョン綿の認知向上へ アパレルで活用広がる

 設立の狙いは物作りの知見を深め、付加価値の高い商品の開発を進めるため。北陸産地では近年、生産者の高齢化や後継者不足などによる生産数量の減少やリードタイムの長期化などが発生し、中でも糸の前準備や撚糸工程がボトルネックとなっていた。スタイレム瀧定大阪は、ファッション衣料向けの撚糸を使い差別化された生地を安定供給していくために、糸加工や撚糸に知見のあるシモムラとの合弁会社設立に至った。WSを通じ北陸産地の技術継承や人材育成を進め、持続可能なサプライチェーンの構築を積極的に推進する考え。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事