わたしたち株式会社ナビットは、全国の助成金・補助金情報の検索サイト「助成金なう」を運営しております。
このコラムでは、助成金・補助金の疑問や基礎知識をわかりやすく解説していきます!助成金・補助金に興味がある方は、是非ご参考ください!
*助成金なうの過去ブログはこちら
今回は「両立支援等助成金(育児休業等支援コース)」のお話しです。
この助成金は、3か月以上の育児休業を取得した場合、および職場復帰後6か月以上勤務した場合に、それぞれ28.5万円ずつ支給されるものです。
大まかにはこのような感じですが、もう少し細かくお話しします。
まず、育児休業は男性でも取得できるのはみなさんご存じでしょうか。子が1歳になるまでの休業ですが、そこに「女性のみ」という発想はありません。女性の場合はその育児休業前に、産前産後休暇(いわゆる「産休」)があると思います。女性ならその「産休」、男性なら文字通り「育休」に入る前に、次のことを実施しておかなければいけません。
まずは、「育休復帰支援プラン」というプランに基づき、円滑な育休等の取得と職場復帰を支援するという前提の下に、
- 今回の一連の内容を、就業規則等への明文化と労働者への周知
- 一般事業主行動計画の策定
- 育休復帰支援プラン作成のための面談
- 育休復帰支援プランの作成
- 上記プランに基づく仕事の引き継ぎ
を行います。
ちなみに、「育休復帰支援プラン」とは、助成金の実施要綱等に詳しく書いてありますが、一定の要件を満たした、育休の円滑な取得と復帰のためのプランです。
上記の他に、育休中を取得する従業員の業務をどう補うかで、代替要員を確保するかしないかでさらに別れます。
【代替要員を確保しない場合】
「職場支援加算(19万円)」が行われますが、さらに下記取組が必要です。
- 業務代替者への賃金割増制度の整備
- 業務効率化の取組
- 業務代替者への面談
【代替要員】
47.5万円が別途支給されますが、さらに下記取組が必要です。
・原職等へ復帰の取り扱いを就業規則等に規定
・新たな雇入れ、派遣による代替要員の確保
どうでしょうか。なんとなく難しそうな気がしませんか。
そうなんです。そう簡単なものではないのですね。ですので、「今度育児休業の取得者がいるんです」という場合は、まずは専門家にご相談ください。
本日は以上になります。今後もよくある質問や、わかりにくい助成金・補助金の専門用語について解説していきます。是非、ご活用下さい!
▽全国の助成金・補助金検索サイト「助成金なう」はこちらから!
▽ご質問・ご相談は「みんなの相談室」まで!
ナビットが運営するサイト「助成金なう」では、官公庁や地方自治体、財団・協会で公示されている全国各地の助成金・補助金を検索できる。また、旬な助成金・補助金のご紹介、助成金・補助金に関する疑問や基礎知識をわかりやすく解説するサービスも行っている。個人事業主や大手企業から、社労士や税理士など、業種・規模を問わず幅広い層が活用している