景気が悪い企業ほど採択されやすい?(助成金なう)

2018/12/15 06:25 更新


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このコラムでは、助成金・補助金の疑問や基礎知識をわかりやすく解説していきます!助成金・補助金に興味がある方は、是非ご参考ください!

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1.景気が悪い企業は補助金を受給できない?

「どうやって売上を伸ばすか?」

「そのためには販路をどうやって開拓するのか?」

頭を悩ませている中小企業の経営者様は多いのではないでしょうか?特に売上が減少したり、損失が出たりしている場合は、喫緊の課題と言えるでしょう。

通常、国や都道府県の補助金の場合、決算書で少なくとも直近の1期は黒字である必要があります。補助金は、採択されたからといって最初にお金が入るわけではないからです。基本的に、補助事業がすべて終わって報告書を書いた後で、支給されるのです。

例えば、補助金をあてにして高額な設備を購入しても、購入するためのお金は自社で用意しなければなりません。

補助金が入るのは半年~1年後なので、その間のつなぎ資金を確保するには、補助金がなければ買わなかったであろう高額設備の負担が通常事業の上に加わります。

そのため、一般的なつなぎ資金として金融機関の借入に依存することが多いです。補助金に採択されている企業なら、金融機関も融資をしやすいということもあります。しかしそれでも、決算書の数値がよくなければ、金融機関はなかなかお金を貸してくれません。

したがって、採択されても予定している補助事業が実施できない場合もあります。そんな事態が発生しないよう、決算書の数値がよくなければ、マイナス点がつけられ、採択されにくくなっています。


2.景気が悪い企業が対象の補助金?

そうした景気が芳しくない企業に厳しい補助金が多い中、なんと逆に、売上が減少していたり損失を計上したりしている企業を対象にした補助金もあるのです。

すなわち、「販路開拓のための新・展示会等出展支援助成事業」(東京都)です。

主な要件は以下となります。

助成対象

国内外の展示会等にかかる出展小間料、

出展に付随する経費及び新聞雑誌等による広告費の一部を助成しています。

助成額

助成率:2分の1

小規模企業:3分の2

上限額:150万円

募集期間

平成30年4月2日から平成31年1月末日まで

決算書はあまり良くないけれども、積極的な事業展開が必要な事業者様には、ぜひ活用していただきたい補助金です。


本日は以上になります。

今後もよくある質問や、わかりにくい助成金・補助金の専門用語について解説していきます。

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