今年のものづくり補助金はどう違う?(助成金なう)

2020/02/24 06:00 更新


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このコラムでは、助成金・補助金の疑問や基礎知識をわかりやすく解説していきます!助成金・補助金に興味がある方は、是非ご参考ください!

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今年のものづくり補助金は3月より正式な募集要項が公開される予定ですが、申請するのに新たな条件がいくつか追加されています。

今回はこの新たな条件について解説します。

1.賃金や給与をアップする必要あり!

(1)給与総額を計画期間において年1.5%以上上げなくてはいけないこと

(2)アルバイト、パート、社員において時給換算した際に、事業場内最低賃金について地域別最低賃金+30円をクリアする必要があること

上記の2つの条件を達成しなかった場合に、補助金の一部を返還することになりそうです。ただし、災害や付加価値条件が達成できなかった場合は、返還は免除されます。

2.補助額が倍増!

以下2つの取組を行った場合、補助上限額が前回の上限1000万円より倍増します!

(1)海外事業の拡大・強化:補助上限額3000万円

(2)中小企業30者以上のビジネスモデル構築・事業計画策定のための面的支援プログラム:補助上限額:1億円

3.通年公募になる!

これまで募集は年1回もしくは2回でした。しかし今回は通年公募となり、複数の締切りを設けて審査・採択されるため、事業者にとって申請がしやすくなります。


4.過去の採択事業者は減点!

過去3年以内に採択された事業者は減点対象になります。はじめて申請する企業に有利なように設計されています。

5.電子申請のみになる?

応募に関しては電子申請のみになる可能性も高いです。電子申請の場合は、あらゆる補助金の手続を一つのポータルサイトに集約したJ-Grantsでの申請になり、GビズID(アカウント)の取得が必要(取得するのに2~3週間かかる)なため、公募前にIDを取得しておくとよいでしょう。

6.採択予定件数も倍増!

昨年度は応募者数が約2万社、採択者数が約1万社でした。今回のものづくり補助金は採択予定事業者数は3万社です。

予算もこれまでの3倍以上組まれているため、補助金獲得のチャンスとなっています。


7.それ以外の注目補助金は?

その他令和2年度の本予算でも、以下のような注目補助金が組み込まれる予定です。

(1)商業・サービス高度連携促進事業

複数の中小企業等が連携して行う高度なプロジェクトを最大2年間支援します。

補助上限額:2000万円

(2)サプライチェーン効率化型

幹事企業が主導するサプライチェーン全体を効率化する取組を支援します。

補助上限額:1000万円

本日は以上になります。

今後もよくある質問や、わかりにくい助成金・補助金の専門用語について解説していきます。

是非、ご活用下さい!

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