砂山靴下 “美と健康”切り口に専門家との協業広げる

2017/09/22 04:27 更新


 レッグウェアや健康・美容関連雑貨の砂山靴下(東京、砂山直樹社長)は「ケアランス」ブランドで、美容や健康分野の専門家と組んだ商品開発を増やしている。9月に東京ビッグサイトで開かれた「ダイエット&ビューティーフェア」では、新たに3人の専門家が監修した商品を発表した。

“筋膜リリース”に着目

 新たに取り組んだのはパーソナルトレーナーの谷川アツシさん、ボディーメイクトレーナーの森拓郎さん、スポーツトレーナーの小林誠さん。最近話題の〝筋膜リリース〟に着目した谷川さん監修の商品は、長時間の座り姿勢が続く人向けのハイソックス(想定価格1600円)とガードルタイプのボトム(2000円)。筋膜とは筋肉や骨、臓器を包む組織で、同じ姿勢を続けると固まったり、伸びにくくなったりするという。

 森さんが監修したのは「太ももスッキリスリッパ」。日常生活では使われにくい太ももの裏側とお尻の筋肉を刺激し、〝美脚〟を目指すという商品。つま先上がりの傾斜により後方に過重をかけて、太もも裏側とお尻の筋肉に働きかける。2600円。

 小林さん監修の商品は基礎代謝を上げて痩せやすい体作りを目指すレッグウェア「モナリザスタイル」。骨盤を正しい位置に整えるレギンス(3800円)、足指を広げやすくするソックス(1600円)、着圧とテーピング機能でふくらはぎの筋肉をサポートするサポーター(1800円)を作った。

 以前から協業しているアスレチックトレーナーの杉山ちなみさんとは新たに、姿勢を整えるスリッパ、150人超の女医が参加する「En女医(エンジョイ)会」とは脚をすっきりさせる睡眠時用ソックスを開発した。

高いパフォーマンスを

 「健康や美容のマーケットは細分化し、より高いパフォーマンスが求められている」(砂山社長)ため、専門家が監修し、機能が体感できる商品開発に今後も力を入れる。またスポーツジムやサロン、スポーツ店など新たな販路や、主力のOEM(相手先ブランドによる生産)事業の拡大にもつなげていく。

レッグウェアやスリッパなどの新商品 


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