タキヒヨーのベビー・キッズグループの25年夏物は、今まで天じくが中心だった素材の幅を拡大し、涼しく着られる商品を充実させる。
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今夏は「ディズニー」を中心に一般消費者の声を反映させた商品がよく売れた。6、7月は長い夏に対応しプロパー商品を増やしたことで売り上げをけん引した。
秋物は新しい仕掛けの効果もあり「初動は良い」とする。今冬物の受注も金額ベースで「昨年以上」と好調だ。来春夏はキャラクターの周年記念やライセンスブランドの充実、AI(人工知能)需要予測の企画が好評でバイヤーの意欲を高めている。
25年夏企画の水着や甚平はキャラクターを中心に、海の生き物や恐竜、小花柄が人気。日よけ対策のラッシュガードや帽子のほか、サンダル、ビーチバッグ、タオルなど水着関連商材も拡充し提案する。
パジャマはトップの袖丈、ボトムの裾丈を納品月ごとに短くし、素材をサッカーやメッシュにして涼しく着られるよう工夫する。
「ピーナッツ」のコミック生誕75周年や「トムアンドジェリー」の85周年企画は限定アートで特別感を出した。キャラクターアイテムは「ミニオンズ」や『こびとづかん』も揃え多彩だ。
ギャルテイストの「ラブボート」はレパード柄、ゼブラ柄の甚平などを、基幹ブランドの「バディー・リー」はデニム製品を中心にカラフルなTシャツを企画する。
AIの需要予測を取り入れたボトムは台形シルエットやオンブレーチェックを、麻調合繊、清涼感あるナイロン、接触冷感素材で提案し、トレンドに沿った商品を訴求する。