タサキは、国内外での消費の回復と真珠需要の高まりを受け、好業績を続けている。23年10月期の連結売上高(IFRS)は474億5500万円で、コロナ前の19年10月期の330億3300万円と比べ1.4倍になっている。創業70周年を迎え、人材育成、店舗戦略、商品開発に磨きをかけており、中長期ビジョンであるグローバルなラグジュアリージュエラーへの基盤作りを進めている。
(中村維)
欧州から北米へ
国内市場においては、コロナ後の消費の回復に加え、インバウンド消費が売り上げを押し上げた。インバウンド比率は約3割、国慶節や春節には4割近くになることもある。同社の店舗の多い中華圏からの来店が目立つが、アジア以外からの来店も増加。コロナ前と比べ、インバウンド客の客数はまだ下回るも、客単価は向上している。
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