シアタープロダクツ(東京、武内昭代表)は、ブランドコンサルティングやイベントディレクション主力のイロエンターテインメント(同、色川裕哉社長)と協業し、フリマイベント「シーサイドフリーマーケット」をシアタープロダクツ表参道店で開催した。モデルなどインフルエンサー6人が出店したほか、食品や服のサンプルの販売もあり、会場前には行列ができた。
同イベントはリサイクル、アップサイクルなどで作ったバッグや雑貨主力のライン「シーサイド・シアタープロダクツ」の認知拡大を狙ったもの。シアタープロダクツからイロエンターテインメントへディレクションを依頼し、「循環」をテーマに打ち出した。
店先ではシーサイド・シアタープロダクツの商品や同社のサンプル品を販売した。店内にはモデルやブランドディレクターなど、それぞれSNSで数万フォロワーを持つインフルエンサー6人が、私物の服などを売るフリマブースを設けた。
企業のブースの出店もあった。デザイン会社のホワイト・ファット・グラフィックスは、自社ブランドのアパレルと雑貨や「デザイン会社が本気で打ち出すサステイナブル(持続可能)な国産ハチミツブランド」の「紫天狗」などを販売した。そのほか、健康食品の企画・製造・販売のトラッドアローズ(神奈川県・大和市)は、薬剤師が開発した体にも環境にも優しい天然素材由来のエナジードリンクを販売した。
ワークショップのコーナーではシアタープロダクツが販売するパラグライダー生地から作るエコバッグブランド「ホズバッグ」を絡め、パラグライダーのコードによるスマホホルダー作りを案内。楽しくサステイナブルな企画として盛り上げた。
当日は12時のスタートに合わせて店の前に長い列ができ、整理券を配布するほどの盛況。若い女性を中心に多くの客でにぎわった。
「ブランドの認知拡大イベントとしては大成功。楽しい、可愛いと思って買ったり参加した物が実はサステイナブルだったという形を大事にしたい」(シアタープロダクツ)。今後もこうした取り組みを増やしていく考えだ。