東レグループの中国長繊維テキスタイル拠点TSD 独自の素材孵化基盤を始動 未来服を取引先と開発

2023/09/05 12:30 更新有料会員限定


インターテキスタイル上海ブースの未来素材開発基盤「ブルースペース」で初めて披露されたポリエステル黒地

 【上海支局】東レグループの長繊維テキスタイル製造、販売会社の東麗酒伊織染南通(TSD)は、インターテキスタイル上海24年秋冬でのブースで、独自の未来素材開発プラットフォーム「ブルースペース」と「ハイクロス」ブランド構想を重点戦略として紹介した。取引先または商品購入者などとともに新素材の孵化(ふか)を進め、次代の服提案にまでつなげていく。

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 今回インターテキスタイル上海に出したブースは、約146平方メートルと過去最大。展示したのは、グローバル戦略ブランドの一つで軽量高密度織物の「エアータスティック」、秋冬向け量産素材を使ったジャケット、アウター、ニットアイテムの紹介に加えて、会場奥で披露したのがブルースペースとなる。

TSDブース外観

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