カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は16日、創業の地、大阪・枚方市で商業施設「枚方Tサイト」をオープンした。東京・代官山、神奈川・湘南に続く関西初のTサイト。地上8階~地下1階、総面積は代官山の約10倍となる約1万7500平方㍍と過去最大級だが、目指すのは「広域集客ではなく、半径2㌔の客が毎日来たくなる普段使いの〝百貨店〟」(増田宗昭社長兼CEO)だ。
京阪電鉄・枚方市駅に直結する近鉄百貨店枚方店跡地にオープンした。大阪市、京都市のほぼ中間のベッドタウンに位置する枚方市駅は、京阪沿線では淀屋橋、京橋に次ぐ乗降客数を誇る。しかし、淀川が商圏を分断しているため、これまで近鉄百貨店などの大型店が撤退してきた「商売が難しい立地」。そのため半径2㌔圏内のプレミアエージ(60歳以上の団塊世代)、親子、仕事帰りのワーカーにターゲットを絞り込んだ。