ユニオン工業、靴下生産にデジタル技術を バーチャルサンプルやAI分析で

2023/10/26 07:58 更新有料会員限定


デザインソフトウェア「オリオン」でサンプル作成コストを大幅に削減

 伊靴下編み機メーカーのロナティ日本総代理店のユニオン工業は、展示会「ユニオンプライベートショー2023」を開き、ロナティが進めるデジタルプロジェクト「アンリミテックス」を日本で初披露した。

(三冨裕騎)

 アンリミテックスは、デザインや生産工程を効率化するデジタルプラットフォームで、複数のソフトウェアから構成される。プログラミングソフトウェア「オリオン」は、3Dバーチャルサンプル機能を搭載し、サンプル作成にかかる時間を大幅に短縮する。直感的に編み地プログラムを作成でき、2Dプログラムで編み地や柄、色を変更すると3Dバーチャルサンプルに即座に反映され、完成イメージを意識しながら編み立てプログラムを組める。プログラムは実際の編み機とひもづいており、デザインから編み立てまでをシームレスにつなぐ。今後は糸の太さや種類なども反映できるように改善し、来年1月のリリースを目指す。

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