ユニチカは衣料繊維事業の構造改革の一環で、インドネシアの綿紡績ユニテックスの閉鎖を決めた。ユニチカトレーディング(UTC)については一部事業のシキボウへの譲渡を決め、残りの事業については継続を模索していく。
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ユニテックスは26年9月末に閉鎖する。それに合わせて、シキボウグループのインドネシアの紡織・加工会社メルテックスに、全ての商品を移管する。
一方、UTCの衣料繊維事業のうちユニフォーム事業、寝装事業、プリント事業、シャツ事業の一部などシキボウにを譲渡する。現在UTCに残っている原糸製造やスポーツ、レディス用途の事業に関しては今後もセーレン含め、譲渡先を模索する。また、産業資材は①ユニチカの商事部門へ吸収②UTCに残す③ユニチカグループ内で再編――のいずれかで事業を継続する。