「ヴェルサーチ」は23日、東京・銀座に旗艦店をオープンした。09年に日本から撤退したヴェルサーチだが、11年にジャパン社を再始動。新しい日本1号店で、日本市場に挑戦する。
店は、銀座6丁目の交詢社通り沿い。オニキスのファサードが目を引くラグジュアリーな店に仕上がった。売り場は1階から3階までの3フロア(売り場面積450平方㍍)。店内は、過去と未来を融合させたデザインになっている。
1階の床に敷き詰められた大理石のモザイクは、9世紀のビザンチン様式の教会がイメージソース。そこに置かれたアクリル樹脂の什器が未来的なムードをプラスする。オープン直後のウインドーを飾る15~16年秋冬のカラフルなオブジェもアクセントになっている。2階はメンズ、3階はレディス。どのフロアにもブランドを象徴するゴールドの真鍮が散りばめられている。
イメージコンセプトはイタリアの伝統的で華やかな建築と、今日のヴェルサーチのモダンでダイナミックなエネルギーの融合。ドナテラ・ヴェルサーチとイギリス人建築家ジェイミー・フォバートがストアコンセプトを考えた。