ザ・ウォールが運営する東京・神宮前のメンズ、ユニセックスのセレクトショップ「アディッション・アデライデ」は16~17年秋冬、「ヴェットモン」のメンズを販売する。同ブランドは希少性を高めるために販路を絞っており、メンズを扱うのは世界で30店舗、国内では同店のみという。同社が手掛ける南青山のレディス店「アデライデ」では、秋から新たに「ネヘラ」「リト」などを扱う。
アデライデでは、既にヴェットモンのレディスを扱っており、その効果もあって15~16年秋冬の売り上げは好調だったという。今春夏もヴェットモンの人気は高く、限定で販売したパーカは、「10万円弱という価格にも関わらず、10日前後で50枚が完売した」。「『バレンシアガ』や『メゾン・マルジェラ』など、とがったブランドを20年近く買い続けてきたことで、欧米でもアデライデの存在は浸透しており、それが取り扱いにつながった」と長谷川真美子ディレクター。
アデライデで扱うネヘラは、チェコ発の老舗ブランドを、「エルメス」「ザ・ロウ」などを手掛けてきたクリエイティブコンサルタントが再生したもの。16~17年秋冬からパリ・コレクションでショーも行っている。ザ・ウォールが輸入卸も手掛ける。
リトは、瀧定大阪グループのスタイレムが立ち上げたブランドで、日本製の上質素材を使ったクリーンなエレガンスが揃う。カシミヤコートで16万円など、品質と価格のバランスが売りだ。PRをザ・ウォールが担当する。
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