《視点》苦肉の策に可能性

2020/09/09 06:23 更新


 8月の週末の3日間、音楽イベント「フジロックフェスティバル20」がユーチューブで配信された。過去のライブ映像を中心にした内容で、音楽好きの友人知人が興じていた。私自身は興味はあるものの実際に行ったことはなく、今回も横目に見ていたが、周囲の熱い言葉に引っ張られて、ながら見を始めた。

 結果、のめりこんだ。同時に次、開催されるときは絶対に行こうと決めた。そんな気持ちを抱いた初心者は多かったのではないだろうか。苦肉の策のデジタルイベントが、二の足を踏んでいた新規客を取り込む良い機会になったに違いない。

 同じようなことを、今夏のサンプルセールでも感じた。通常は時間が作れずになかなか行けないが、多くのブランドが代替策としてオンラインで開催してくれたので、気軽にチェックできた。メールのリンクから入り、パスワードを入れてECのように商品を見る。その時間、約5分。小さなブランドではオープン早々に売り切れ商品が続出していた。

 変化の時だからこそ、試行錯誤して代替策をひねり出す。そこに新たな可能性がありそうだ。

(規)



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